賃貸の1番手・2番手とは?申し込み順位と繰り上がりの仕組みを解説

賃貸の「1番手」「2番手」とは、同じ部屋に申し込んだ人の順番のことです。1番手の方が審査や契約に進み、2番手の方は1番手がキャンセルになった場合に繰り上がります。

人気物件では「すでに1番手が入っています」と言われることも少なくありません。この記事では、番手の決まり方や2番手から繰り上がる仕組み、2番手で申し込むときの注意点を解説します。

賃貸物件の「番手」とは

「番手」は、ひとつの部屋に複数の申し込みが入ったときの順位を表す不動産業界の言葉です。

1番手とは

最初に申し込みが受け付けられた方です。1番手の方から順に入居審査を行い、審査に通れば契約へと進みます。1番手の方が契約すると、その部屋の募集は終了します。

2番手とは

1番手の次に申し込んだ方です。2番手の申し込みはいわば「キャンセル待ち」の状態で、1番手の方が審査に通らなかったり、申し込みを取り消したりした場合に、順番が回ってきます。3番手、4番手まで受け付ける物件もあります。

申し込み順位はどのように決まるか

多くの場合、申込書が管理会社に届いた順番で決まります。口頭で「この部屋にします」と伝えただけでは順番が確保されず、申込書の提出や必要書類の提出をもって受付とする管理会社が一般的です。

ただし、最終的に誰に貸すかを決めるのは大家さんです。申し込みの順番だけでなく、入居者の属性や入居希望日などを考慮して判断されることもあります。たとえば、入居日が早い方や、審査書類がそろっている方が優先されるケースもあります。

内見前の物件に申し込む「先行申込」でも、同じように番手がつきます。詳しくは先行申込・先行契約とは?をご覧ください。

2番手でも申し込むメリット

  • 1番手がキャンセルになれば、すぐに審査へ進める
  • 繁忙期は1番手のキャンセルも一定数あり、チャンスが回ってくる可能性がある
  • どうしても住みたい物件の場合、可能性を残しておける

1番手がキャンセルになる理由はさまざまです。審査に通らなかった、他の物件に決めた、転勤や進学の予定が変わった、初期費用の見積もりが予算に合わなかった、などが代表的です。

2番手から繰り上がる仕組み

2番手の方が繰り上がるまでの流れは、おおむね次のとおりです。

  1. 1番手の方が入居審査に進む
  2. 1番手の方が審査に通らない、または申し込みを取り消す
  3. 管理会社から不動産会社を通じて、2番手の方へ連絡が入る
  4. 2番手の方の入居審査が始まる
  5. 審査に通れば契約手続きへ進む

1番手の審査結果が出るまでには、数日から1週間ほどかかることがあります。その間、2番手の方は結果を待つことになります。

審査との関係

番手が早くても、入居審査に通らなければ契約はできません。逆に、2番手であっても審査に通れば契約に進めます。

つまり、番手は「審査を受ける順番」であり、審査に通りやすいかどうかとは別の話です。2番手で繰り上がったときにすぐ審査を進められるよう、本人確認書類や収入を証明する書類は早めに準備しておくと安心です。

審査で見られるポイントは、賃貸の入居審査では何を見られる?で詳しく解説しています。

人気物件で1番手を確保するために準備しておきたいこと

人気物件では、数時間の差で番手が変わることもあります。気になる物件が見つかったときにすぐ申し込めるよう、次のことを事前に整理しておくと安心です。

  • 予算の上限と、ゆずれない条件・妥協できる条件
  • 入居希望日と、今の住まいの解約予告の期限
  • 本人確認書類と収入を証明する書類のデータ
  • 勤務先と緊急連絡先の情報
  • 同居する方がいる場合は、その方の情報

条件の優先順位が決まっていると、内見の場で申し込むかどうかを判断しやすくなります。

2番手のときの物件探しとキャンセルの注意点

2番手の申し込みと並行して他の物件を探してよいか

2番手は繰り上がるかどうかがわからない状態のため、他の物件も並行して探すのが現実的です。ただし、管理会社によっては複数の物件への同時申し込みを認めていない場合もあります。並行して探す場合は、不動産会社にその旨を伝えておくとスムーズです。

キャンセルするときの注意点

  • 他の物件に決めたら、2番手の申し込みはできるだけ早く取り消す
  • 繰り上がりの連絡を受けてからの辞退は、次の順番の方や大家さんに影響するため、早めに意思を伝える
  • 契約が成立したあとのキャンセルは解約扱いになり、費用が戻らないことがある

番手の申し込みは、大家さんや他の申込者も関わる手続きです。迷っている段階であれば、申し込む前に不動産会社へ相談してみてください。

よくある質問

Q. 2番手から繰り上がる確率はどのくらいですか?

A. 物件や時期によって大きく異なるため、一概には言えません。1番手の方の状況によっても変わるので、繰り上がりを前提にせず他の物件も検討しておくのがおすすめです。

Q. 2番手の申し込みにお金はかかりますか?

A. 申し込みだけで費用がかからないことが多いですが、申込金を預ける物件もあります。契約に至らなかった場合、預けたお金は返還されるのが原則です。

Q. 1番手を抜かして申し込むことはできますか?

A. 申し込みの順番は原則として受付順です。順番を入れ替える交渉をおすすめすることはできませんが、早めに申込書と書類をそろえることが、1番手を確保するための一番の近道です。

まとめ

1番手・2番手は、同じ部屋に申し込んだ人の順番を表す言葉です。2番手は1番手がキャンセルになったときに繰り上がる仕組みで、審査に通るかどうかは番手とは別に判断されます。人気物件を狙うときは、申し込みに必要な書類を早めに準備し、2番手のときは他の物件も並行して検討しておくと安心です。

主任 長谷川

この記事の担当

主任 長谷川(HASEGAWA)

不動産歴4年目。お部屋探しは「ただの物件選び」ではなく、これからの生活を左右する大切な選択だと考えています。条件だけでなく、実際に住んだときの生活イメージまで一緒に考えてご提案します。初期費用や審査のご相談もお気軽にどうぞ。

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